新型コロナウイルス感染症が拡大し、生活が大きく変わった3年前から、「僕の音楽を通じてお客様の生活に彩を添えられたらと」いう想いを込めて、毎年テーマカラーを決め、コンサートタイトルにはその年の「色」を入れております。

(山口の前髪の色も毎年変わります。)

今年のカラーは「紫」。

コンサートタイトルを「紫命（しめい）」としました。

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紫色は、日本では古くから“高貴な色”や“神秘的な色”として尊ばれてきましたが、この“むらさき”という言葉は、染料にした植物の紫草（ムラサキ）から来ており、群れて咲くことから「群れ咲き」となったという説があるそうです。

与えられた重大な任務、自分に課せられた尊いつとめという意味の「使命」と「紫」を掛け合わせ、「このコンサートを通し、会場中の人の心に満開の花々を咲かせよう」という想いを込めました。

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今年のコンサートのゲストには、名古屋フィルハーモニー交響楽団より、金管楽器奏者である、香川慎二さん（トロンボーン）、安土真弓さん（ホルン）、宮本弦さん（トランペット）をお迎えし、和楽器と洋楽器、弦楽器と管楽器の融合で、先人たちが繋ぎ残してくれた古き良き伝統と、今もなお進化し続ける無限大の可能性をコラボレーションで表現いたします。

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清少納言も『枕草子』の中で「すべてなにもなにも、紫なるものは、めでたくこそあれ。」と詠んでいるように、会場中にいらっしゃるお客様おひとりおひとりが群れ咲き、一体となれたら幸いです。